徒然なるままに
ハガレン・アームストロングが大好きな管理人がのらりくらり。 初めてのにゃんこ日記もあり。 ★拍手レスもこちら★
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お久しぶりですー
仕事が忙しくて楽しくてなかなか創作が出来なくてヤバイ。
とりあえず、ハガレンのハボロイで長編を思いつきまして。
これ漫画で描くのは大変なので文字書きでもしようかと。
相棒以来に小説書くので、だいぶ拙いですが
毎日書き続けていたら、ちりも積もれば山となるでいい感じに一冊にまとめれたらいいなーと。
夏コミ受かったしね、銀魂だけど^q^
初めて書くハガレン小説なのでどうか温い目で見守って頂けると嬉しいです。
途中R18入るので、苦手な人はスルーでお願いします。
恥ずかしいしね。
因みにハボロイ書き始めますが、
一番好きなのは少佐×大佐れす(☼ Д ☼) クワッッ!!!
ハボロイ小説(テロリストハボと大佐のお話)
*君を想って海をゆく*
湿ったカビ臭い空気に硝煙と血が入り混じる。光の閉ざされた地下深くの暗闇が俺の居場所。物心ついた時には、この薄暗い空間で銃器を常備している大人たちに囲まれていた。彼らは寡黙で怒るととても怖かったが、曲がった事が大嫌いで情に厚く、子どもの俺には優しかった。特に組織のリーダーであったおやっさんが俺を大事にしてくれて、生き抜いていく術をすべて彼の下で学んだ。彼らがレジスタンス、いわゆるテロ活動を行っていると知ったのはだいぶ後だった。それでも俺は彼らが大好きだった。おやっさんや子供のころから優しくしてくれた人達はほとんど帰らぬ人となってしまったが、この組織から抜けたいとは一度も思わなった。あの人に会うまでは。
東方司令部・執務室。
「大佐、これが明日の式典のスケジュールです」
凛とした声が発した言葉に、ロイは思わず綺麗な眉を顰めた。
「…どうしても出席しないといけないのかね、中尉」
「どうしても、です」
有無を言わさない鋭い眼差しで念を押され、深々と椅子に体を預けながらロイはため息をこぼした。ただでさえ日々仕事が山積みで、いつ起こると分からないテロに奔走し、気が付いたら机は書類まみれになっている。自分の功績や見栄を張りたいだけのプライドばかりの、脳無し爺どもがふんぞりかえっている式典になど出席したら、さらに書類がうず高く積まれるのは目に見えてる。ロイは全てを燃やしてしまいたい気持ちを必死に押さえて、諦めたようにホークアイが持ってきたスケジュールに目を通した。
「軍関係の集まりにしては、だいぶ警備が甘いんだな」
ハボックは式典会場を一瞥すると、くしゃっと煙草の箱を握りしめ深い海色に染められた軍服のポケットにしまった。その方がこっちには都合がイイんだけどねと呟くと、会場の後ろへと足を運んだ。今日は次の作戦のターゲットとなる人物がこの式典に参加するという事で偵察にきていたのだった。ダルそうに歩きながらもうすぐ会場奥の壁が視界に入った時、ふわっと良い香りがハボックの鼻をかすめた。
「うわっ!」
「っ!!」
ハボックは条件反射で後方に倒れそうになる細身の体を受け止める。その瞬間、つい今しがた嗅いだ魅力的でかぐわしい香りが再びハボックの肌を撫でる。思わず香りの持ち主を見下ろすと、艶やかな黒髪に、透き通るような雪肌、そして印象的な墨染の瞳がハボックを見つめていた。その凛とした輝きに目を奪われていると、ロイはすっと目元を染めて顔を逸らした。
「…!!すみません!大丈夫ですか?俺、ボーッとしてて…」
ハボックの言葉に抱きこむように支えられたことに気付いたロイはさらに身を固くし、パッと跳ねるように体を離した。そんなロイの様子に呆気にとられ、所在なさげに腕を彷徨わせるハボックに少し気まずそうにロイが口を開く。
「こちらこそすまなかったな」
上目遣いで仄かに顔を綻ばせたその表情に、ハボックは無意識のうちに息を呑みこんだ。そのまま暫く見つめあっていたが、ロイの背中から静かにホークアイの呼び声が響く。
「大佐、こんなところにおられたのですか。護衛も付けずに勝手に一人で行動されては困ります」
目尻を吊りあげながら次々と告げられる非難じみた言葉に、ロイはぐっと押し黙る。まるで親に叱られる幼い子供のようなロイにハボックは笑みを浮かべると、二人に別れを告げ目的地へ向かった。全然軍人っぽくなかったなあ、線も細いし…でも意志の強い綺麗な瞳をしていた。ハボックは若くして高い地位を得た「大佐」と呼ばれていたロイを思い浮かべながら、壁に背中を預けてその海色の瞳を閉じた。
*****続く
仕事が忙しくて楽しくてなかなか創作が出来なくてヤバイ。
とりあえず、ハガレンのハボロイで長編を思いつきまして。
これ漫画で描くのは大変なので文字書きでもしようかと。
相棒以来に小説書くので、だいぶ拙いですが
毎日書き続けていたら、ちりも積もれば山となるでいい感じに一冊にまとめれたらいいなーと。
夏コミ受かったしね、銀魂だけど^q^
初めて書くハガレン小説なのでどうか温い目で見守って頂けると嬉しいです。
途中R18入るので、苦手な人はスルーでお願いします。
恥ずかしいしね。
因みにハボロイ書き始めますが、
一番好きなのは少佐×大佐れす(☼ Д ☼) クワッッ!!!
ハボロイ小説(テロリストハボと大佐のお話)
*君を想って海をゆく*
湿ったカビ臭い空気に硝煙と血が入り混じる。光の閉ざされた地下深くの暗闇が俺の居場所。物心ついた時には、この薄暗い空間で銃器を常備している大人たちに囲まれていた。彼らは寡黙で怒るととても怖かったが、曲がった事が大嫌いで情に厚く、子どもの俺には優しかった。特に組織のリーダーであったおやっさんが俺を大事にしてくれて、生き抜いていく術をすべて彼の下で学んだ。彼らがレジスタンス、いわゆるテロ活動を行っていると知ったのはだいぶ後だった。それでも俺は彼らが大好きだった。おやっさんや子供のころから優しくしてくれた人達はほとんど帰らぬ人となってしまったが、この組織から抜けたいとは一度も思わなった。あの人に会うまでは。
東方司令部・執務室。
「大佐、これが明日の式典のスケジュールです」
凛とした声が発した言葉に、ロイは思わず綺麗な眉を顰めた。
「…どうしても出席しないといけないのかね、中尉」
「どうしても、です」
有無を言わさない鋭い眼差しで念を押され、深々と椅子に体を預けながらロイはため息をこぼした。ただでさえ日々仕事が山積みで、いつ起こると分からないテロに奔走し、気が付いたら机は書類まみれになっている。自分の功績や見栄を張りたいだけのプライドばかりの、脳無し爺どもがふんぞりかえっている式典になど出席したら、さらに書類がうず高く積まれるのは目に見えてる。ロイは全てを燃やしてしまいたい気持ちを必死に押さえて、諦めたようにホークアイが持ってきたスケジュールに目を通した。
「軍関係の集まりにしては、だいぶ警備が甘いんだな」
ハボックは式典会場を一瞥すると、くしゃっと煙草の箱を握りしめ深い海色に染められた軍服のポケットにしまった。その方がこっちには都合がイイんだけどねと呟くと、会場の後ろへと足を運んだ。今日は次の作戦のターゲットとなる人物がこの式典に参加するという事で偵察にきていたのだった。ダルそうに歩きながらもうすぐ会場奥の壁が視界に入った時、ふわっと良い香りがハボックの鼻をかすめた。
「うわっ!」
「っ!!」
ハボックは条件反射で後方に倒れそうになる細身の体を受け止める。その瞬間、つい今しがた嗅いだ魅力的でかぐわしい香りが再びハボックの肌を撫でる。思わず香りの持ち主を見下ろすと、艶やかな黒髪に、透き通るような雪肌、そして印象的な墨染の瞳がハボックを見つめていた。その凛とした輝きに目を奪われていると、ロイはすっと目元を染めて顔を逸らした。
「…!!すみません!大丈夫ですか?俺、ボーッとしてて…」
ハボックの言葉に抱きこむように支えられたことに気付いたロイはさらに身を固くし、パッと跳ねるように体を離した。そんなロイの様子に呆気にとられ、所在なさげに腕を彷徨わせるハボックに少し気まずそうにロイが口を開く。
「こちらこそすまなかったな」
上目遣いで仄かに顔を綻ばせたその表情に、ハボックは無意識のうちに息を呑みこんだ。そのまま暫く見つめあっていたが、ロイの背中から静かにホークアイの呼び声が響く。
「大佐、こんなところにおられたのですか。護衛も付けずに勝手に一人で行動されては困ります」
目尻を吊りあげながら次々と告げられる非難じみた言葉に、ロイはぐっと押し黙る。まるで親に叱られる幼い子供のようなロイにハボックは笑みを浮かべると、二人に別れを告げ目的地へ向かった。全然軍人っぽくなかったなあ、線も細いし…でも意志の強い綺麗な瞳をしていた。ハボックは若くして高い地位を得た「大佐」と呼ばれていたロイを思い浮かべながら、壁に背中を預けてその海色の瞳を閉じた。
*****続く
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